神奈川県 :インクジェットセミナー上級A実用解析

インクジェットセミナー上級A実用解析

日時

    2018年6月20日(水) 10:15 ~16:15  <開場: 00:00>

開催地域

    神奈川県

会場

    神奈川県 横浜市神奈川区鶴屋町 2-24-2

    かながわ県民センター

    JR、私鉄 横浜駅西口 徒歩5分

セミナー詳細

    主催    : インクジェット・ジェーピーのセミナー一覧

    テーマ   :商品開発

    受講対象  : 技術系社員 / 全業種対象

    募集期間  : 2018/05/29 ~ 2018/06/19

    募集人数  : 10名

    費用(税込)  : 91800円

    セミナーID : 71740

セミナー概要

    ★コース:上級A実用解析

    ★受講対象

    ●ヘッド形状のバラツキが液滴量、液滴速度の違いにどのように影響するか知りたい方 ●インク特性の違いによる吐出特性の違いを知りたい方 ●ヘッドのモデル化を学びたい方  ●ヘッドの開発、設計を行おうとしている方 ●現在使っているインクとヘッドで最適なヘッド駆動方法を知りたい方 ●いろいろな不具合の原因を定量的につかみたい方 ●精巧微妙なヘッド駆動回路を構築しようとしている方 ●インク供給路、インク循環流路、共通液室の改善をしたい方 ●インクジェット以外の流体、機械の挙動解析をしたい方

    *≪上級B理論解析≫との違い:本コースは実際により近い複雑なモデルを汎用ソフトを使うことで容易に実用的に求めるものです。理論的にヘッド特性をつかみたい方は≪上級B理論解析≫を受講ください。もちろん両方受講されてもかまいません。

     実際の講義は、前もって汎用ソフトを配布し*1、皆さんのパソコンにインストールしていただきます。当日はパソコンを持参いただき、それを使って各自解析しながらトレーニングします。
    PC仕様:Windows Vista/7/8/8.1/10、HDD空き容量50MB以上、Excelインストール済み。なお汎用ソフトインストール時にCDを読み込め、インターネットに接続できる環境が必要です。

    *1:プライバシーポリシーの範囲内で、貴送付先を汎用ソフト供給元に開示しますのでご了承ください。

    ★習得できる知識

    ●集中定数モデルの構築法 ●集中定数モデルのパラメータの求め方 ●汎用解析ソフトの使い方 ●汎用解析ソフトによる解析 ●解析結果の評価 ●応用展開:応答性、残留振動、クロストークなどの解析法 ●集中定数モデルの注意点 ●CFDを使った飛翔解析 ●液滴の生成とサテライトの発生 ●吐出速度と飛翔速度の違い

    ★講演の趣旨、ポイント

    ≪上級B理論解析(別コース)≫ 従来のセミナで、ラプラス変換を用いたインクジェットヘッドの集中定数モデルの解析についてお話しました。具体的には、単純な形状のヘッドで、あるインクを使用し、ある駆動パルスを加えた時、どのような液滴量、液滴速度の吐出ドットが得られるかを解析します。この方法は結果が計算式で求められ、本質的、理論的にヘッド特性を把握できるという長所がある反面、少し複雑なモデルを構築しようとすると解くのに手間がかかり、場合によって解くことができないという問題があります。
    ≪上級A実用解析≫ そこで、今回は汎用解析ソフトを使うことで、皆さん自身が、実際により近い複雑なヘッドをモデル化し、容易にヘッド特性を得ることを目指します。
    また集中定数モデルでは解析できない、CFD(コンピュータによる流体数値計算)を使った飛翔液滴解析、および飛翔状態の観察についても簡単に触れます。

    ★受講上の注意

    受講される方は、汎用ソフトインストール済みのノートパソコンを持参ください。

    ★ 講演項目

    本講習の目的 P1
    インクジェットヘッドのモデル化 P2
    集中定数モデル P7
    圧力と体積速度
    パラメータ
    レジスタンス(抵抗)
    イナータンス(慣性)
    コンプライアンス(剛性の逆)
    パラメータを求める P9
    アクチュエータ(PZT、振動板)
    ノズル
    個別流路
    気泡
    汎用ソフトの使い方 P16
    ソフトをインストールする
    モデル(回路)を開く H01
    吐出速度、吐出量の波形を見る
    簡単な回路を作る H02
    簡単な駆動パルスの与え方 H03
    出力波形を数値データで保存する
    簡単なモデルを解析する P17
    パラメータの変換と入力 H04
    解析
    出力結果の再変換
    飛翔とリフィル(インク供給)時間を解析する P18
    ノズル毛細管力のパラメータ H05
    駆動圧力の微調整 H05.1
    体積速度と体積の検出回路 H06
    飛翔(液滴分裂)のタイミング検出 H07
    飛翔モデル(押し打ち基準モデル) H08
    パラメータを変更して吐出特性の変化を見る P20
    インク粘度上昇 H09
    ノズルの閉塞
    解析(2度打ち) H10
    調整 H10.1
    気泡の混入 H11
    解析結果の評価 P21
    応答周波数(予備検討)
    速度 H08.1
    吐出量 H08.2
    応答周波数(駆動解析) H08.3
    応答周波数(残留振動とリフィル不足) H08.4
    駆動波形を変更し吐出特性を見る(1) P22
    引き打ち H12
    押し打ち(抑振駆動) H13
    駆動波形を変更し吐出特性を見る(2) P23
    引き打ちと押し打ちの比較 H14
    駆動波形を変更し吐出特性を見る(3) P24
    抑振駆動
    予備設定 H15
    調節 H15.1
    抑振波形 H15.2
    引き押し打ち
    予備設定 H16
    調節 H16.1
    抑振波形 H16.2、H16.3
    駆動波形を変更し吐出特性を見る(4) P25
    CR(指数)波形での吐出 H17
    ランプ(台形)波形での吐出 H18
    階調(大小)ドットの吐出
    複雑なモデルを構築する P26
    マルチチャネル(クロストーク) H19、H19.1
    集中定数モデルの注意点(1) P27
    簡易化による誤差 H20
    ヘッド寸法と誤差(新基準) H21
    パラメータの誤差
    集中定数モデルの注意点(2) P28
    吐出速度と飛翔速度の違い
    計算誤差
    H08.5、H22.1、H22.2、H22.3
    集中定数モデルの展開 P29
    負圧 H21.1
    水頭差 H23.1、H23.2、H23.3
    気泡位置の影響を解析する H24.1、H24.2、H24.3、H24.4
    飛翔液滴の解析 P30
    CFDによる飛翔解析
    微小液滴の形成
    サテライトの発生
    吐出速度と飛翔速度の違いを見る
    飛翔挙動の観測 P37
    測定装置
    飛翔写真
    おわりに P38

講師

  • 小藤治彦

    小藤治彦

    ●40年前からエプソンでインクジェットの開発を始め、オフィス用インクジェットプリンタの商品化を行いました。
    ●エプソンの基本技術である、MACHテクノロジー(積層PZT)や PrecisionCoreテクノロジー(薄膜PZT)の基本特許の発明者です。
    ●その後キヤノンに移りBJページプリンタの開発を指揮しました。
    ●キヤノンを退社後インクジェット・ジェーピーを立ち上げて国内外数十社のコンサルティングを行っています。
    ●今までに100回以上のインクジェットセミナーの講師をし、1000名以上の方が受講しています。受講した皆様からも大変わかりやすいセミナーだとご好評いただいています。

備考

    ■講義は連続2日(6/20、6/21)です。
    ■各種割引があります。
    詳しくはインクジェット・ジェーピーのサイトをご覧ください。

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